パンを食べないパンブログ

パンは焼きません。パンは食べません。パン屋さんの紹介はしません。でもぜんぶすき。

パンを食べないでパンのブログを書いていきます

「パンの県といえばどこ?」を徹底調査してみた。

うどんの県といえば、香川県

りんごの県といえば、青森県

お米の県といえば、新潟県

 

あれ、まてよ。

そしたら「パンの県」はどこなんだ? もしかして、まだ確立されていないのではないか。小麦やバターが有名だから北海道なのかな? うーん、、、わからん。

 

ということで、今回は「パンの県」はどこなのか、徹底調査していきます。意外と1つの県に断定するのは難しくて、一筋縄ではいきませんでした。。。

 

では、どうぞ~

 

 

パン屋さんの数でみると?

 

今回の調査にあたって、このサイトを活用しました。

todo-ran.com

すごい。しかも無料で見れるとか、すごすぎる。

都道府県別に色んなランキングが見れて面白いです。

全く別のランキングとの相関も分析してくれるのが、数字好きの自分からしたら、もう本当にすばらしいと思います。

 

さて、「パンの県」をみつけるために、都道府県別にパンのランキングを見ていきます。

 

まずは分かりやすく、パン屋さんの数。

ちなみに、ここでいうパン屋とはパンの専業店のことで、スーパーなどのパンコーナーはは含まないです。

つまり、純粋なパン屋さんの数ですね。

 

こんな感じでした。

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人口が多い首都圏が上位を独占しています。 

当然といえば当然の結果ですね。

働いてる人や住んでる人が多かったら、お店も多くなります。でもこれじゃあ、パンじゃなくても、あらゆる食べ物ランキングで東京が1位になりますね。

 

ちなみに、2012年現在の日本全国のパン屋さんの総数は、10,090店でした。

 

毎日パン屋さんを1店ずつ開拓すると、すべて回りきるのに28年かかる計算でした。

無理じゃない数字ですね。笑

 

次は、人口あたりのパン屋さんの数をみてみます。

 

 

 

パン屋さんの数(人口あたり)でみると?

 パン屋店舗数 [ 2012年第一位 愛媛県 ]https://todo-ran.com/t/kiji/21116

パン屋店舗数 [ 2012年第一位 愛媛県 ]
 
 

こちらが、2012年の人口10万人あたりのパン屋さんの数ランキング。

先程1位だった東京の順位は一気に下落し、1位はなんと、愛媛県!その後に、京都、長崎と続きます。

 

愛媛県の人は、最下位の秋田県よりもパン屋さんを開く人の割合が3倍も多いみたいです。

(パン屋さんを出すなら、競合の少ない秋田がいいのかな?)

 

地図をよく見てみると、四国・関西地方に上位が固まっているようです。 また、東日本では軒並み低めのようです。

 

東北や茨城、北海道など、お米の生産量が多くて、雪が降る寒い地域では、パン屋さんの出店は少ないのでしょうかね。

 

愛媛が1位の確かな理由はわかりませんでした。

が、晴れてる日や、真夏日が多い都道府県では、パン屋さんが多い傾向にあるようです。(https://todo-ran.com/t/kiji/21116

相関では年間晴れ日数年間真夏日数と正の相関が高く、天気がよくあたたかい地方にパン屋が多い。

 

 

でも、パン屋さんが多くても、パン好きの人が多いかどうか、パンがたくさん食べられてるかどうかは別なのでは?

 

「徹底調査」なので、なるべく厳密にいきます。

お次は、パンの消費量をみてみました。

 

パンの消費量でみると?

 
こちらが、2016年(さっきより4年新しいデータ)のパンの消費量です。

 

 

家計調査は全国から9000世帯を抽出して調査しており、この中から単身世帯を除いた二人以上の世帯の購入量を調べた。家計調査には県庁所在地と政令指定都市の数値が掲載されており、政令指定都市がある県は政令指定都市と県庁所在地の平均値を、政令指定都市がない県は県庁所在地の数値を県の消費量としている。また、年による変動が考えられるので直近5年間の平均値をとっている。

 ↑ 結構厳密に調査しているみたいです。

 

ポイントは、2人以上の世帯対象というところ。

1人暮らしの学生は除き、家族での消費量をだしています。

 

結果は、第1位:京都、その後に兵庫、岡山と続きます。

地図をみると、先ほどと傾向が似ているように思えますね。パン屋さんがたくさんあるところで、パンがたくさん食べられていそうです。

 

全国のパンの年間消費量は、最下位の福島県では30,730グラム、第1位の京都では61,545gですから、実に2倍以上の差が開いていることになります。

 

つまり、こういうことです。

 

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(京都の人は毎週これを食べる)

 

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(福島の人は毎週これだけ)

 

これは、都道府県の中でもパンの消費量格差があるといえそうです。やっぱり、東北ではパン文化はあまり根付いていないのかな?

 

ちなみに、先ほど首位の愛知は、第10位の49,051g。

京都よりも1年で食べるパンの量は、約1㎏すくないようです。

 

小麦の生産量でみると?

 

パンの原料、小麦。

小麦がないとパンは始まらない。

最後に、小麦の生産量1位の都道府県ランキングをみておきます。

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圧倒的…!

2017年、全国でとれる小麦の生産量の合計は 約90万トンとなっており、第1位の北海道の生産量は、全国シェアの67% を占めています。

(出典:《小麦の生産量》都道府県別ランキング【2018年度版】 | Yattoke!

 

でも、見逃しちゃいけない。

見てください。いますよ、愛媛県

ちゃっかり第4位につけています。

愛媛県は、愛媛産の小麦を謳っています。

 

 ↓愛媛産の材料を使ったパン屋さん

↓愛媛の小麦ブランド「はだか麦」

 

 

一方の京都はこちら。

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なんた、34位。。。

さっきまで接戦だった愛媛に100倍以上の差をつけられて負けています。

 

でも、京都産の小麦粉つかったパン屋はあるみたい


一概に、京都の負け、とは言えなさそうです。。

もっと詳しく調査する必要がありますね。。

 

 

ーーーーー調査結果!ーーーーー

・人口当たりのパン屋の数では、愛媛。

・家庭でのパンの消費量では、京都。

・小麦の生産量では、北海道。愛媛も健闘。

・パン文化は、西日本 > 東日本

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今回の調査では、京都、愛媛が一番「パンの県」にふさわしそうでした。ただし、あくまでも1年間だけのランキングであったり、パン屋数・パン消費量・小麦生産量という3つだけの指標ですので、確かな結果とは言えません。

 

今後は、

・パン祭りの規模

自治体のパンへの意識

・ご飯派の人の割合

・パン屋数とパン消費量の推移 

などの調査を加えて、誰もが納得する「パンの県」を確立させたいと思います。

 

今回はここまで。2時間半で書けましたよ~。

だんだんペースあげていきたいです。

 

したっけ~

お読みいただき、ありがとうございました。 ヘッダーのパン屋さんは、京王線にあります