パンを食べないパンブログ

パンは焼きません。パンは食べません。パン屋さんの紹介はしません。でもぜんぶすき。

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発達障害児はホントに虐待されやすいのか、調査してみた。

はじめまして。

 

べーぐる といいます。

はてなブログ初投稿です。

 

 

初ブログだからって、

自己紹介で1回分は面倒なので、カットします!

べーぐるさんのプロフィール - はてな

(こっちみてね)

 

それで先日、発達障害の本を読みました。

発達障害に生まれて」、松永正訓

www.amazon.co.jp

自閉症をもつ親子の17年間を書いた本です)

 

それでね、気になってしまいました。

いつものことなんですが、調べまくる病です。

ここは大事なので、説明しておきます。

 

私のブログでは、事実関係を調べまくり、毎回、その結果をご報告することになると思います。

 

私が気になったことをただ調べて、ここに載せるだけです。

 

内容は、本に書かれていることや、日頃のニュース、世の中の動きが多くなります。

 

サイゼリヤはなぜ美味しいのか、ポテチの油はどうやって抽出してるのか、虐待が多いのは障害児が増えてるからなのか、など、テーマは幅広い予定です。

 

さて、本題に戻ります。

 

今回の調査内容は、

発達障害児は親から虐待されやすいのか」

です。

 

 

<調べたきっかけ>

最近よく耳にするようになった発達障害

 

発達障害であるがために、愛するわが子を愛せず、虐待をいたってしまう親って、実は結構いるのでは?

本を読んでそう感じたのがきっかけです。

 

発達障害とは、ダウン症のような視覚的に判別できる障害だけでなく、自閉症学習障害ADHDの症状も含まれます。

自閉症を例に挙げると、365日シュウマイと納豆しか食べなかったり、歯を磨く時間が1分でもずれるとパニックを起こす子がいたり、いろいろな症状があります。

 

そんな発達障害を抱えた子たち、

実はいま、急増しています。

こちらをご覧ください。

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このグラフは、通常の学校の、特別支援学級に通っている生徒数の推移です。

 

平成15年から10年で、約2倍にまで増加していることが分かります。

 

ただ、こちらの人数は、あくまでも特別支援学級に通う生徒の人数。

その他にも、特別支援学校という学校に通う生徒や、通常学級で「発達障害」の傾向があるとして指導されている生徒も。「発達障害」の生徒数には含まれます。

 

これらをすべてまとめた資料がこちら。

義務教育課程の全生徒約1000万人のうち、約32万人(3.2%)の児童が発達障害だと考えられています。

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日本発達支援協会のサイトがまとまっています。

増加する発達障害 | ヒューメインプレイス

 

つまり、発達障害児は年々増加傾向にあるのです。

 

 

つづいてこちらのグラフをご覧ください。

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出典:統計データ | 子ども虐待について | オレンジリボン運動 - 子ども虐待防止

 

児童相談所における、子どもの虐待相談件数も、同様の増加傾向にあります。

 

<調査開始>

 

さてここで今日のテーマ

発達障害児は親から虐待されやすいのか」

です。

 

まずは論文をあたってみました。

 

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(中根成寿 - 福祉社会研究, 2007)

 

あまりヒットするものがなく、10年前の論文です。

 

ここでは、「発達障害だから虐待につながりやすいとは明確にはいわれてないけど、ないとも言えないね。虐待するから障害になるのかも。」といっています。

 

つまり、学術的には実証されていません

 

 

次に、心身障害児総合医療療育センターの米山明さんの話を聞いてみましょう。

「被虐待児は平均で3割ですけれど、施設によっては、虐待をうけた、あるいはその疑いがある障害児が5割を超えているのは驚きです。ただでさえ子育ては大変ですけれど、その障害ゆえにまた子育てが難しくなったということが背景にあるだろうと思います。

また、あいち小児保健医療総合センターの報告によると、子ども虐待としてセンターで診療した症例の 44%が発達障害である、と報告されています。

 

意外と多い印象です。

障害児ならば、その約半数は虐待経験があるのですね。

 

全国児童相談所における家庭支援への取り組み状況調査報告書(2009年)では、障害が虐待につながる割合は15%ほどです。

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でもこのデータは、特になし、不明の計55%が気になります。

 

なぜなら、障害のなかでも、自閉症や知的障害は、一見すると健常者に見える「見えにくい」障害だからです。

さらに9年前であれば、今よりもお母さんの「発達障害」に対する理解が低いことも想像できます。

 

むむむ、なんとも言えませんね。

 

<調査結果>

発達障害児は親から虐待されやすいのかは、目にみえにくく、学術的・科学的には証明されてない

・一部の診療所や相談所の報告では、障害児の2~5割が虐待を受けている

・虐待をすると、発達障害に至る可能性もあるかもしれない

 

<感想>

今回調べてみて、自分は、やはり虐待数が増えてる原因の一つには、障害児の増加があると思います。

 

もちろん、家庭の経済状況や、単親家庭の増加、障害の定義など、複合的な分析は必要です。

しかし、これは把握と実証が困難な問題です。

データはデータとして、すこし主観的にとらえてもよい気もします。

 

そして、配慮してあげたい。

 

障害を持つ子を見かけたら、

虐待に耐えてきた我慢強い子なのかな、と創造してあげたい。

 

虐待する母親には、

その前に、発達障害の疑いがないか検査しましょう、と冷静に声をかけてあげたい。

 

データをみて、色んな可能性を頭の中に入れておきたいと思います。

 

では以上、今回の調査はここまで!

お読みいただきありがとうございました。

 

 

※今回の調査は4時間かかりました。。

今後はもう少し軽い調査にするかもです。。

つかれた。。

お読みいただき、ありがとうございました。 ヘッダーのパン屋さんは、京王線にあります